Composed by: sandmark
"Another Blue Canvas" - "how many fossils are smiling to you hiding their teardrops on there ?"
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曲名は Another Blue Canvas になっていますが、記事のタイトルにもあるようにテーマは「砂浜」でした。実はこの曲、今になってようやく完成して陽の目を見ることができましたが、なんと学生時代から挑戦していた、いわば課題曲だったんですね。曲の冒頭の部分だけはぼんやりとイメージがあるんだけど、そこから先の音が頭から出てこない。いわゆる「持て余す」というのはああいうことを言うのだと、いま振り返ってみると実力不足だったんだなぁと痛感している次第でありまして。
誰も聞きもしない曲を作り続ける最大の理由は何かって、やっぱり「自己満足」。というのは、別に世の中の曲が悪いわけじゃないんだけど、でもどこか物足りないような気持ちを、意識的にせよ無意識的にせよ、心の中で感じている。その、傷とまでは行かないけれども、足りない部分を自分の力で補ってやったら、さぞかし気分がいいんだろうな、と思ったのが、作曲のきっかけでした。ようするに、数ある名曲の良いとこどりをしてしまうわけですね。もちろんネット上で公開するからには著作権もろもろには気を付けますが、「初めて聞くけど懐しい曲」というのが、作曲しているときに素人なりに意識しているところではあります。って書くと最初から盗作狙いみたいな印象が残りますが、そういうことではなくて、あくまで「本当の意味で自分自身に響く曲」を探求しているつもりなんですね、本人は。ここで言いたいのは「ボクは名曲を作ってるんだよ」という無駄なアピールではなくて、とにかくそういう、「無いのなら作ればいいじゃない!」が根源的なモチベーションに繋がっているということなのです。ボクの場合はね。だから「自己満足」。神曲なんて
で、えーとそうそう「砂浜」の話。この曲のイメージはずっと「砂浜」でした。SecondLifeというメタバースを知っている方なら Chouchou SIM と言えばわかってもらえるんだけど、
こんな感じの場所でした(今はもう別の景観になっているそうです)。これは実際にアクセスしてみた人にしかわからない感情だと思うんだけれど、吸い込まれるような、胸をギュっと締め付けられるような、涙が自然と溢れてくるような、そんな場所でした。一言で言えばセンチメンタルな場所だったんですね。実も蓋もないなぁ。でも誰しも、そういう思いにとらわれたことはあるのではないかと思います。
こと「砂浜」とか「海」、この場合綺麗な海の「浅瀬」に限って話をするんですが、波の音とか、砂が流れていくさまとか、そういうものを見ていると、だんだんと不思議な気分になってくるのはボクだけでしょうか。すべての生命は海から誕生したとかそういう大仰で哲学的な話ではなくて、とにかく何となく、薄気味悪いというか、いや、嬉しいのでしょうか、そういった気分にさせられるんですね。裸足の指の間を砂が流れていく感覚なんかたまりませんね。つまるところ平和なんですね、頭の中がきっと。
この曲はそういう言い表せないものを音にしたものです(という一言を書くのにどれだけかかったんだろう…)。だから多分、ドビュッシーの「海」とか聞くと、「ああなるほどな」と思ってもらえる。かも知れない。っていうか、思ってもらえたらボクはクラシック作曲家の仲間入り?
長々と書いてしまったけれど、普段の記事があんな感じなので、今回は少し気合を入れてみました。なぜって? 録音作業が大変だったからさ! 自分で作っておいて進行が覚えきれないのさ!
では、聞いても聞かなくてもどちらでも。
sandmark で Another Blue Canvas ですっ(なんかDJっぽい!)
Composed by: sandmark
"Another Blue Canvas" - "how many fossils are smiling to you hiding their teardrops on there ?"
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